入所する約90人のうち半数以上が要介護度4から5。
つまり、介護の度合いは重く、身の回りのことを自分ひとりではできない状態です。
平成16年に開所したこの施設では、これまで4割近くの人がおむつを着用していましたが、
去年、なんと入所者全員が日中におむつを着用しない“オムツゼロ”に成功しました。
<1・十分な水分摂取>
いちばん大切なのは十分な水分の摂取です。便秘を防ぎ体のリズムを整えるためです。
高齢者はトイレに行くのを避けるため、水分の摂取を嫌う傾向があります。
これを改めるため1日当たり1.5リットルの水分の摂取を目標にしました。
そして、工夫もこらしています。飽きがこないようジュース、コーヒー、清涼飲料など多くの種類の飲み物をそろえたのに加え、
それぞれが目立つよう、中が見えるガラス張りの冷蔵庫に置きました。
液体だけでは十分な水分を取ることができない人のために、ゼリーも用意しました。
喫茶スペースでは職員も輪に入り、みんなで一緒に飲むようにしています。
さらに、入所者一人一人にあわせた水分摂取の計画も作っています。
例えば97歳のある女性の場合、朝起きた後に清涼飲料を100ミリリットル。
朝食のときにお茶250ミリリットルと乳酸菌飲料100ミリリットル。
午前の活動のときにコーヒー200ミリリットルと寒天ゼリーなどとなっています。
<2・おかゆではなくごはんを提供>
次に食事です。ペースト状のおかゆではなく、食物繊維がより豊富に含まれている、
ごはんをできるだけ提供して腸内環境を整えます。
<3・トイレに行く力をつける>
3つ目に運動にも力を入れます。施設では新たに体幹や足の力を鍛えるトレーニング器械を導入しました。
腸の動きを活発にしてトイレに行くための力をつけます。
<4・トイレの利用を習慣づける>
4つ目は毎日同じ時間にトイレに行くことを習慣づけます。毎日、午前1回と午後2回の、1日合わせて3回、
職員がトイレに誘導します。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181211/k10011743141000.html
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Source: 筋肉速報
年寄りにたくさん水を飲ませ、おかゆではないご飯を食わせ、筋力トレーニングをしまくった結果オムツゼロの快挙!!