「なぜ東京五輪はできて運動会はできないのか」中止の発表に泣き出す子供の悲しみが広がり波紋

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1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2021/05/14(金) 12:32:10.77 0

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言が発出された福岡県では、多くの学校で5月に予定されていた運動会などの学校行事が延期や中止に追い込まれている。
感染力の強い変異株が広がり、若い世代の感染者も増える中での判断。九州各地で感染状況は深刻化しており、学校関係者が「やむを得ない」とする一方、「今年こそは」と楽しみにしていた子どもたちには悲しみが広がっている。

 「楽しみにしていた運動会は中止することにしました」。10日、福岡市の小学校では校長が校内放送で告げた。1年生のクラスでは「えー」と悲鳴が上がり、「寂しすぎる」と泣きだす児童もいたという。
40代の女性教諭は「なぜ東京五輪はできて、運動会はできないのか」と憤る。

 福岡県教育委員会は10日、運動会やクラスマッチ、文化祭、学習発表会、修学旅行などの学校行事は宿泊等の有無にかかわらず、実施しないよう県立学校に通知。福岡や北九州、久留米、飯塚各市なども宣言期間中は運動会を実施しないと決めた。

 市立小中学校の多くが5月に運動会を予定していた福岡市。市立学校の児童生徒の感染者は12日までに428人(速報値)に上り、4月中旬から急増。
市教委は「児童生徒が集まり“密”になるため、感染リスクが高いと判断した」と説明する。延期か中止かは各校の判断に委ねられる。

 50代男性教諭の小学校は延期となった。児童は冷静に受け止めたが「昨年度は中止になったので、今年こそは良い思い出をつくってあげたい」。
中止を決めた小学校の教諭は「練習時間は限られ、他の教科への影響も懸念される。子どもへのしわ寄せは避けないといけない」ともどかしさをにじませた。

 無観客で実施予定だった同県筑紫地区の中学校も延期に。50代男性教諭は「春休みから準備を始め、授業をやりくりしてきた。6月以降は部活動の大会など行事が詰まり、梅雨も重なる。
果たして実施できるのか」と不安を募らせた。文化祭が延期になったという県立高2年の男子生徒(16)は「楽しみにしていた学校行事はなくなってもテストは普段通り。勉強ばかりではモチベーションを保てない」と漏らした。

 熊本県は国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請。県が対象区域とする熊本市では、小中学校110校が5月に体育祭や運動会を予定している。
市教委は4月下旬、各校に感染対策を徹底して無観客で実施するよう文書で求め「現時点で中止や延期の連絡はない」とするが、既に複数の学校が中止や延期を決めた。

 九州各県で感染者は増え続けており、余波は広がりそうだ。


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Source: 筋肉速報
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