同僚をポカリとやった中田翔(32)の巨人への無償トレードが発表されたのは8月20日。
日本ハムの栗山監督が中田に関して「このチームでは難しい」と話していたことから、親交のある巨人・原監督にすがって実現した移籍であるかのように受け止められている。日本ハムで居場所のなくなった中田に、原監督が救いの手を差し伸べたという美談仕立ての報道も中にはあったものの、真相は逆らしい。
「中田を欲しがったのは巨人の方なのです。実は開幕前、3月に中田のトレードを日本ハムに申し入れていた。当時の交換要員は陽岱鋼だったと聞きました」と、巨人のさるチーム関係者がこう続ける。
「一塁手候補の新外国人・スモークが、コロナの入国制限もあって開幕に間に合わないことが分かっていた。それに年俸は3億超と高額ですけど、実際に戦力になる保証はどこにもない。原監督は有事のときに、スモークに代わる一塁手候補が中島ひとりでは心もとなかったのでしょう。日本ハムに対しては期限を切って陽との交換トレードを打診していた。どうやら今年のトレード期限である8月いっぱいまで待つという申し入れだったようです」
■暗礁に乗り上げたトレードが暴力事件で一転
中田は日本ハムと3年契約の3年目。今年いっぱいで契約が切れる。結果が出ずにふてくされてベンチ裏でバットをたたきつけ、跳ね返ってきた部分が顔面を直撃、目を腫らしたこともある。全面禁煙の札幌ドームは選手も喫煙できないが、ヘビースモーカーの中田はたばこを吸わないと集中できないとまで言い始めたという。若手を夜中まで連れ回すし、他の選手にも負の影響を与える。それでいて年俸は3億4000万円。コロナと新球場建設で金欠にあえぐ球団は扱いに苦慮していたとはいえ、巨人の申し入れを二つ返事で受け入れるわけにはいかない事情があったようだ。
「球団は中田の放出に前向きでしたけど、親会社が待ったをかけていたそうです。人気選手の放出はファンの反感を買うとね。日本ハムの親会社はとにかくイメージを気にするらしい」(前出のチーム関係者)
放出したいし、受け皿もあるのに親会社がクビを縦に振らない。球団にしてみれば“板挟み”状態で、商談は当初、暗礁に乗り上げていたようだが、折も折、潮目が変わった。中田の暴力事件だ。
事件が起きたのは8月4日、エキシビションマッチ(対DeNA)の試合開始前。中田が日本ハムの同僚選手に暴力をふるったのだ。11日に事件が公表され、中田は一、二軍すべての試合で出場停止処分に。出場停止選手として公示された。前出のチーム関係者がこう言った。
「この一件によって、中田のトレード話が再び動き出したのです。なにしろ周囲では、中田はもう、野球を続けられないかもしれないという声が上がっていたほど。放出に反対していた日本ハムの親会社も、さすがにゴーサインを出さざるを得なかったのでしょう。原監督にしても、中田は依然として欲しいピースではあった。前半戦は阪神の独走状態でしたけど、6月後半から巨人が猛追。8月のセの優勝争いはヤクルトも含めた三つ巴の様相を呈していた。勝負強い中田が戦力として加われば、混戦を抜け出せるとソロバンをはじいたのですよ。暴力事件を起こした選手なのに本当に引き取ってくれるのかと、日本ハムサイドは何度か念を押してきたそうですが、結局、受け入れたわけですからね」
中田が同僚に暴力をふるったのは、巨人が切った期限ギリギリのタイミング。仮に中田が事件を起こさなければ、巨人への無償トレードは実現しなかった。中田を出したくても出せなかった日本ハムにとっては、まさに渡りに船の暴力事件だったことになる。
> 中田が同僚に暴力をふるったのは、巨人が切った期限ギリギリのタイミング。仮に中田が事件を起こさなければ、巨人への無償トレードは実現しなかった。中田を出したくても出せなかった日本ハムにとっては、まさに渡りに船の暴力事件だったことになる。
FA拳w
からくり刑務所ホンマ草
事件起こしてなかったらオフにノンテンダーだったな
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Source: なんJ PRIDE
【なソゲ】「巨人は開幕前に中田翔を陽岱鋼でトレードしようとしていたらしいとチーム関係者から聞いた」