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【体育会系×酒害】「治外法権」の大学スポーツ部 近大剣道部暴行死事件で浮かぶモラル欠如

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1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2023/11/11(土) 19:34:42.48 ID:b/sB8w6Q9

https://www.sankei.com/article/20231111-5JVCRHVGTBKMDAVMDCCXH2RYTI/
「ビンタをされて、立腹した」。近畿大3年で剣道部員の男性(21)を暴行し死亡させたとして、傷害致死罪で起訴された同部員の林陽暉(はるき)被告(21)は、
大阪府警の調べにこう説明した。同学年で仲がよい友人だった2人だが、ある夜、飲食店を出た後、被告が男性の顔を殴打。
男性は転倒して後頭部を強く打ち、およそ10日後に死亡する事態に。
こうした大学スポーツの不祥事は、なぜ相次ぐのか。そこには大学ならではの事情も垣間見える。

■皿の中に嘔吐
10月4日夜。被告と男性を含む同部員6人は近鉄長瀬駅(大阪府東大阪市)近くの飲食店にいた。
安さとおいしさが売りの学生に人気の店で、店側によると、被告らは「3時間飲み放題」コースを注文し、次々と酒を頼んでいたという。
ビール10杯、レモンチューハイ12杯、赤ワイングラス13杯、日本酒18合、サワー2杯、梅酒5杯、焼酎3杯…。
あまりにもハイペースな注文に、店員は「一気飲みをしている」と思い込んでいた。
大騒ぎするわけでもなく、店内でも特に目立っていなかった6人だが、入店からしばらくたったころ、「異変」が起こった。

部員が皿の中に嘔吐(おうと)しているのを店長が目撃。
「次に同じことをしたら出ていってください」。こう警告した直後にも同様の行為をしたため、翌5日午前1時過ぎ、6人を退店させた。
事件が起きたのは、会計を済ませた後だった。

近大などによると、店を出た直後、2人のふざけ合いがエスカレートし、けんかのような状態に。
男性から平手打ちされたことに憤慨した被告が男性の顔面を殴ったところ、路上に駐輪中の自転車に向かって倒れ、意識を失った。
一緒にいた部員らは「日頃それほど怒ることのない先輩(被告)が、あれほど怒るところは初めて」と説明。
「必死になって(男性に)向かっていくのを制止していたので、何が起きたのか確認できなかった」と話したという。

■再び飲酒での事件
事件後の10月18日、記者会見した近大は、一緒に飲酒していた中に当時19歳の部員2人もいたことを明らかにした。
近大では平成29年、テニスサークルの飲み会で一気飲みをした男子学生が死亡。
当時のサークルメンバー9人が過失致死罪で罰金刑を受ける事件が発生していた。

近大側は事件後、飲酒事故防止の講演会や注意喚起のメール送信など飲酒マナーについての指導を続けてきた。
だが、再び飲酒後に学生が死亡する事態に。
記者会見で仲林真子学生部長は「皆さまの信頼を裏切り、心からおわびする。もう一度基本に立ち返り、再発防止に力を入れたい」と謝罪した。

■「実効性ある継続的な研修の場を」
219校の大学などが加盟する統括組織「大学スポーツ協会(UNIVAS=ユニバス)」が令和3年に実施した調査によると、回答した110大学で、
運動部員が処分される不祥事が起こった件数は過去10年で76件に上る。
こうした不祥事が相次ぐ背景として、関西のある大学関係者は「大学側のグリップが全く効いていないことが問題」と指摘し、
「大学の多くの運動部は課外活動団体として位置づけられている。学生自治の原則があるため、運動部の運営に大学側が口を出しにくい」と実情を明かす。

一方で、大学主導で学生らの意識改革に取り組む動きも出ている。
昨年9月にアメリカンフットボール部員4人が準強制性交の疑いで逮捕された同志社大では、今年5月、運動部員ら約1200人に研修会を実施した。
学生アスリートの社会的立場や影響などを考えるよう意識づけたという。
大学スポーツの実情に詳しい追手門学院大の吉田良治客員教授は「スポーツ中心の生活となる運動部員は、社会との接点が希薄になりやすい」と分析する。
米国では大学の運動部で選手の人間力を磨く研修が日常的に行われているといい、吉田氏は
「不祥事が起きた際に一時的に研修をするだけでなく、日ごろから実効性のある継続的な研修の場を大学が用意することが重要だ」としている。


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Source: 筋肉速報
【体育会系×酒害】「治外法権」の大学スポーツ部 近大剣道部暴行死事件で浮かぶモラル欠如