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【格闘技】曙 伝説となった2003年大みそかのサップ戦 初の紅白超えの快挙も本人は「だまされた…」

K-1 プレミアム 2003 Dynamite!! [VHS]
ポニーキャニオン
2004-03-17


1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2021/12/30(木) 09:24:10.59 ID:CAP_USER9

12/30(木) 6:15配信
東スポWeb

サップ(左)とド迫力の打撃戦を繰り広げた曙だが…(2003年12月31日、ナゴヤドーム=東スポWeb)

【大みそかバトル激闘史4】格闘技の大みそか決戦が社会的現象になったのが、2003年大みそかの格闘技イベント「K―1 Dynamite!!」(ナゴヤドーム)だ。

 大相撲の元横綱曙を口説き格闘家への転向させたK―1は、デビュー戦の舞台に大みそかのリングを用意。相手は02年度の「プロレス大賞」MVPに輝き、人気、実力ともに最盛期だったボブ・サップだ。

 異次元の黄金カード実現に、決戦前から大きな注目を集めた。特筆すべき点は、03年の大みそかは曙 VS サップを持ってきた「Dynamite!!」(TBS)の他、PRIDE「男祭り2003」(フジテレビ)、「イノキボンバイエ2003」(日本テレビ)と民法3局が絡んだ三つどもえの格闘技興行戦争となったことだ。まさに日本中が格闘技一色となった1日だった。

 曙とサップの試合は、曙が1ラウンド(R)失神KO負けとなり、前のめりでリングに倒れる姿がお茶の間に流された。しかも「カエル状態」と呼ばれた元横綱のぶざまな姿は特大のインパクトを残し、その後も「曙―サップ状態」という例えで使われている。

 曙がKOされた場面の瞬間最高視聴率は異例の43%を記録。「NHK紅白歌合戦」の35・5%を上回り、裏番組が初めて「紅白超え」を果たした瞬間となった。

 また「Dynamite!!」の平均視聴率は19・5%で、PRIDEの12・2%(2部は17・2%)、猪木祭の5・1%に完勝した。

 結果的に完敗に終わった曙だが、本人は後日「あれはだまされた…」と漏らしていたという。01年の大相撲引退後は、曙親方として後進育成に励んでいた。ダイエット目的でジムに通い、エクササイズでボクシングを取り入れたところ、同じジムに通っていた格闘家のレイ・セフォーが目撃し、K―1側に連絡。その後、ジムの周辺でK―1関係者が待ち伏せし、参戦を持ち掛けられたという。

 しかも曙は「ボクシングはインストラクターの指示でやっていたもので本格的なものではない。そもそも競技の種類が違うから勝てない」と主張したが、K―1側は「ルールは横綱のことも考慮し、対戦が決まってから決めましょう」と返答。曙が通常のK―1ルールだと知ったのは会見の場で、「付け焼き刃で練習したんだから勝てるわけないでしょ」と曙は語っていたという。

 その後の曙は格闘技だけでなく、05年からはプロレスにも参戦。数々の実績を残した。全日本プロレス参戦中には暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」の期間中、巡業先のホテルまでK―1関係者が訪問し「番組のために出てくれ」と頭を下げる光景があった。大みそかのサップ戦で、曙が〝視聴率の取れる男〟として位置づけられたからだ。

 その後も格闘界は「紅白超え」を旗印に大みそか決戦を開催してきたが、いまだに果たされていない。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a2af53a44df65ba87ce91def0a272515c9d0cd


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Source: 筋肉速報
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