https://news.biglobe.ne.jp/topics/sports/1011/12642.html
最初は、「その程度で日の丸なんてつけられるわけがない」と思いましたが、聞いた以上、やってみようと思って、そのときから毎日、みんなより3本多く練習するようにしました。
よく考えると、1日たった3本でも、1週間続ければ21本、1か月で84本になるんです。誰しも一気には強くはならないけれど、毎日、少しずつ努力することはできるんです。その後も、高校生になってからは10分、大学生のときは30分、実業団に入ってからは1時間を目標に、ほかの選手より長く練習していました。
小出義雄監督(享年80)のもとで練習していた頃は、朝1000回、昼1000回の腹筋をやっていました。大変だと思うかもしれませんが、毎朝、顔を洗ったり、歯を磨いたりすることと同じです。習慣になればできる。そんなに大変なことではないんです。それに、100mを3本など、1回の行動だけを見れば、すごく小さなことかもしれませんが、それを毎日やり続けていたから、まったく違う景色に辿り着けたと思います。
オリンピックのような舞台では、周りの選手がみんな、すごく強く見えます。みんな世界一を狙って、この場所に立っているわけですから。でも、私がスタートラインに立ったとき、不安な気持ちを打ち消せたのは、それまでの努力でした。
「この中で私ほど腹筋をしてきた人はいない!」。そう思ったら、緊張で足がすくむこともありませんでした。
運がよければ世界一になれると、私は思ってはいません。腹筋でもなんでも、何かしらの努力を世界一やってきた人がその栄光をつかめるのかなと思います。不安になって気持ちがぐらつきそうになったときに“これだけは負けない”と思えることがあると、ぶれずに頑張れますよ。
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Source: 筋肉速報
【衝撃】高橋尚子 腹筋1000回やっていた😄