引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1542010368/
1934年の日米野球には、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリッグらが出場した。来日を渋ったルースに、鈴木惣太郎氏が渡米し、床屋で口説いたという有名なエピソードもある。2002年にはバリー・ボンズ、ジェイソン・ジアンビらが参加。投手陣もバートロ・コロン、マーク・バーリー、エリック・ガニエら当時のエース格が顔を揃えていた。
彼らは紛れもなくオールスターであり、「MLBオールスターチーム」の名にふさわしいメンバーだった。が、もはやそれは過去の話。11月9日に開幕した今回の日米野球の来日メンバーには、オールスターどころか、大リーガーと呼べるのか、というレベルの選手さえ交じっている。
ただ、彼以外は……。もちろん、今年のオールスターゲームに出場したJ・T・リアルミュート(マーリンズ)やエイウヘニオ・スアレス(レッズ)らも来日している。しかし彼らはまだ、名実ともに“オールスター”と呼べるレベルではないだろう。リース・ホスキンス(フィリーズ)やミッチ・ハニガー(マリナーズ)も好選手だが、日本のファンに彼らの名前が浸透しているとは言い難い。
一方で、寂しいのは投手陣だ。
9日の初戦に先発したジュニオル・ゲラ(ブルワーズ)は、昨年の開幕投手を務めたが、それまでは独立リーグやイタリアリーグを転々。ユスメイロ・ペティット(アスレチックス)、ダン・オテロ(インディアンス)らも戦力外を何度も経験し、似たようなキャリアをたどってきた。そこからメジャーに這い上がったという点では敬意に値するが、オールスターではもちろんない。
今年のワールドチャンピオンとなったレッドソックスからは、ヘクター・ベラスケス、ブライアン・ジョンソンという2投手が来日しているが、彼らはプレーオフの選手登録から漏れている。だからこそ今、日本にいるとも言える。
第2戦に先発したエラスモ・ラミレス(元マリナーズ)は先日、マイナーへ行くか、フリーエージェント(FA)になるかの選択を迫られ、FAとなった。そんな状態で日米野球に出場するのはリスクがあり、ケガでもすれば来季の契約に影響しかねないが、日本球界への売り込みを考えて、むしろアピールの場と捉えたのではないか。ところが、柳田悠岐(ソフトバンク)に本塁打を許すなど、3回を投げて、6安打5失点。思惑が外れた――というよりは、実力通りか。
いずれにしても投手陣で実績があるといえるのは、前田健太(ドジャース)、コリン・マキュー(アストロズ)ぐらい。第2戦で大量12点を奪われたのも、さもありなん、といったところだ。
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Source: なんJ PRIDE
これがオールスター? 日米野球の行き着く先とは