引用元: http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1559036495/
オープン戦期間中、左手の人差し指にノックのボールをぶつけて骨折したのが試練の始まりじゃった。
前年に27勝したワシは「優勝請負人」として巨人に移籍してきた。だから、休むわけにはいかん。指にギプスをはめてひたすら走り込み、この金田さんだからこその驚異的な回復力で骨折を1か月で治して開幕戦に間に合わせたんです。
開幕から5月までで5勝を挙げた。これはチーム最多の勝ち星だった。じゃが、指をかばって投げていたせいでヒジが悲鳴をあげた。それで5月末から戦列を離れることになったわけよ。
それで、梅雨がない北海道で走り込むために、川上さん(川上哲治監督)に直訴してミニキャンプを張った。そのメニューの1つがゴルフだったんじゃよ。遊んどる? バカ言っちゃいけません。ゴルフスイングはヒジが伸びるから、いいリハビリになるのよ。
ところがあの時は、「調整中の金田を取材したい」と言ってきたなじみのスポーツ紙の記者とカメラマンが、ワシのバンカーショットの写真を撮り、それが新聞に載って顰蹙を買ったわけさ。おまけに、どこぞのホールで8つもたたいたとか、サンザンなスコアまで書かれてのう。あれには参ったわい。
川上さんをはじめ、誰も面と向かって文句は言わなかったが、陰ではいろいろ言われたな。でも、ワシは堂々としていたよ。
今回の松坂にしても、治療の空き時間を利用してのゴルフで、ラウンド後には、
ちゃんと治療やトレーニングをしてたというじゃないか。
練習をサボってパチンコや麻雀をしていたわけでもないし、写真を撮られたといって反省することなんかない。選手にとってリハビリは苦しいからのう。時には気分転換も必要じゃ。
それで結果を出せなければ、球団がクビにすればいい話。外野がガタガタいうことじゃない。黙って見守ればいい。この金田さんと比べちゃいけないが、松坂も素晴らしい実績のある投手です。「中日の救世主」としての自覚を持って、ペナントレースで結果を出せばいいんじゃよ。
あの年のワシは、その後9月に一軍に復帰して、1か月間で6勝を挙げたんじゃ。ただ復帰前、川上さんに「回復した」と伝えても、「信用できない」と言われての。やはりゴルフのことは怒っていたんだろうな。そこで、当時では前例がなかった二軍でのテスト登板をすることになった。
多摩川の二軍戦に金田が投げるというので、マスコミや観衆が押し寄せて大騒動になったんじゃ。あそこで打たれていたら、ワシの人生も大きく変わっていたろうなあ。結果だと? アホ! 打たれるわけなかろうが!!
その勢いで日本シリーズに突入し、ワシは南海を相手に初戦を完投勝利。第3戦も勝利投手となり、「優勝請負人」の面目を果たしたよ。 それがあってか、川上さんは生涯ワシの悪口は言わなかったな。その頃には、ワシがリハビリ中にゴルフをしていたことを責める声なんかなくなっとった。
松坂も、うるさい外野を圧倒的な成績で黙らせればええんじゃ。
ただ、プロとしての自覚は忘れるなよ。松坂はキャディバッグを利き手(右手)で運んでいたらしいが、それはイカン。ワシは女を抱いても、絶対に利き腕で腕枕はさせんかったからな。それぐらい徹底してみろ、と叱っておくぞ!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190528-00000018-pseven-spo
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Source: なんJ PRIDE
カネやん「松坂も(ワシみたいに)うるさい外野を圧倒的な成績で黙らせればええんじゃ」