ソフトバンク栗原、今季はサードに挑戦

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「超競争」でV5！　福岡ソフトバンクの工藤公康監督（57）が今季、リーグ連覇と5年連続日本一の偉業に挑む。昨季は日本シリーズで2年続けて初戦から4連勝を飾るなど圧倒的な強さを発揮。
それを支えるチーム内競争のレベルを今季はさらに高める考えだ。昨季同シリーズ最高殊勲選手（MVP）を獲得するなど大ブレークした栗原陵矢捕手（24）を三塁に挑戦させることも決定。
激しいポジション争いを展開させ、常勝軍団をさらに強くしていく。

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　かぶとの緒をがっちり締め、工藤監督が2021年シーズンに臨む。3年ぶりにリーグVを奪回した昨季、パ・リーグ勢初の4年連続日本一を達成。日本シリーズでも圧倒的な強さを見せつけた。
他の11球団が打倒ホークスへさらに燃えることは明らか。投打に自慢の戦力を誇るとはいえ、リーグ連覇と5年連続日本一が容易ではないことを指揮官は十分に理解している。

ホークス包囲網を突破し、偉業を達成するための鍵は「超競争」によるチーム力のさらなる底上げだ。若手の台頭が課題だったが、昨季は栗原がブレーク。
今宮の離脱の合間を縫って周東が台頭し、川瀬らも1軍で経験を積んだ。「（主力が）けがで出られなくなっても、代わる選手たちが出てきてくれて心強かった。彼らが結果を残してくれたことも（今季以降に）つながる」。
指揮官は昨季の戦いぶりに大きな手応えをつかんだと同時に「常勝」継続の重要なポイントだとみている。

　リーグVを逃した18、19年は主力の故障が響いた。仮にレギュラーが戦列を離れても取って代わる選手がいれば、戦力の低下は最小限に防げる。
それだけでなく、主力の危機感、鼻息荒い若手の勢いは、よりチーム内の競争意識を高くする。それが個々のレベルアップ、チーム力向上につながる。その「好循環」を再認識しただけに、今季はさらに激しく競争をあおる。

また捕手から遠のいたのか