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中学生男子は、なぜ「強豪校の部活」より「ジム通い」を選んだか その決断に相次いだ共感

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1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2019/03/03(日) 13:21:34.85 ID:1XlcUBz19

https://www.j-cast.com/2019/03/03351219.html

「息子は部活を辞めて楽しくジム通いをしてるんだけど、なかなか斬新なロールモデルなのか、顧問の理不尽な指導に嫌気が差した子が同じように部活を辞め、ジムへの入会を検討し始めた」――。
ある女性ライターが2019年2月10日深夜に投稿したつぶやき。ツイッター上で大きな反響を呼び、25日15時点で、8900以上リツイートされている。J-CASTニュース編集部は2019年2月中旬、このつぶやきをした女性に話を聞いた。

中学1年の長男は、ある私学の運動部に所属していた。地方では名の知れた強豪校だったという。長男の好きなスポーツだったが、先輩たちとの人間関係や勉強時間が確保できなかったことなどから、「徐々に顔から生気がなくなっていった」。

勉強が好きなタイプで、成績も気にしていた。月に一度、土日に遠征の予定が入り、勉強時間が確保できなかった。試験に関係なく大会があったため、部活から帰ってきても家で勉強できない状態にもなり、成績は下がっていった。部活動中、上級生からグラウンドで給水をもらえず、目の前で踵を返されるという陰湿な仕打ちも経験した。

しっかりと部活動に行っていたのは、4月から8月下旬にあった夏休みの合宿終わりまで。夏休み明けに長男から「部活に行こうとしても、もう体が動かない」と切羽詰まった顔で話があり、「これはもう限界だ」と休部させることに。「しおれた花に水をやったごとく、急に笑うようになってきた」と長男の変容ぶりを明かした。本人は全く戻る気はない状態で1カ月を過ごして退部届を出し、9月末に部活を辞めたという。

もともと運動は好きな長男。「中学生の男子は体を持て余す。ずっと帰宅部っていうのも…」と、いい方法がないか思案した。偶然にも両親はジムが大好きで、夫が中学生でも入れるジムをネットで探し、見つけてきたという。

 女性は「プロのトレーナーにいざとなったらマシンの使い方とか全部教えてもらえるので体を壊さないで済む。安全に運動できるし、インストラクターがたくさんいるから変な人も入ってこない。この子はまだ中学生だと、中学生会員は注意して見てくれている」とジムの利点を実感。スタジオプログラムにも躊躇なく出たことがあり「嬉々として出かけてさっぱりした顔で帰ってくる」と長男の様子を語った。

会費は月5000円ほど。「月に一度いけなくてもいい。気持ちよく肉体的精神的にも安心して運動できる環境を会費で買っている。部活でかかる諸経費よりも安い」。

中略

女性の長男が通っているのは、全国でフィットネスクラブなどを展開する「ルネサンス」(東京都墨田区)のジム。同社のパブリックリレーション部によると、中学生会員のある店舗数は、19年1月時点では86クラブで、14年4月時点と比べて6クラブ増えた。会員数は公表していないが、14年4月時点に比べ、19年1月時点で中学生会員数は1.08倍に。中学生の入会理由は「ダイエットやスポーツのため」という回答が多い。

同部の担当者は「子どもの運動機会の減少に伴う運動離れに対するアプローチとして導入しており、部活動からのスイッチング自体を図ろうとは考えていません」と前置きしつつも、今回の女性ライターのつぶやきについては「成長期を迎えている中学生ということを考えると、知識を有するトレーナーがいるジムで、正しい運動を行っていいただくことは重要だと考えており、当社がその受け入れを行うことはできる」などと見方を示した。

部活動問題に詳しい識者は、こうした動きをどう見ているか。名古屋大学大学院教育発達科学研究科の内田良准教授は25日、J-CASTニュース編集部の取材に、「部活から離脱するのは当然、自由なことだし、それ以外の活動をしてもいい。自由な選択肢として認められるべきであって、今回はそれを象徴する事案だと思う」と話していた。

「部活動はあくまでも選択肢の一つ」と語る内田さん。「当然ながら部活はやらなくていいし、学外の民間のクラブチームで育つことだって十分ありうる」としていた。

少しやっかいなのが、部活動が入試と関連する側面だ。内田さんは「部活動で全国大会に行ったみたいなところが調査書に書かれることもあって、そういった意味でも部活動は学校や入試から切り離すべきと思っている」と部活をめぐる問題点にも言及。「部活であれ民間のクラブチームであれ、選択肢の一つとして子どもや保護者が選べるような仕組み作りにしていくべき」と求めていた。


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Source: 筋肉速報
中学生男子は、なぜ「強豪校の部活」より「ジム通い」を選んだか その決断に相次いだ共感