引用元: https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1602987017/
https://news.yahoo.co.jp/articles/6302f93843f727f2adba6eec4b9baa5e9fb6bf75?page=3
――今年は巨人が独走態勢に入り、早々にマジックも点灯しました。巨人とベイスターズを離してしまったものはどんなところにあると思いますか?
野村 采配って表裏一体だと思うんです。今年の原監督は「表」しか出なかった。完全に実力至上主義で、ベテランも若手も関係ない。
外国人だろうと平気で外すしなんなら落とす。勝つためならゲレーロにバントさせるのが原監督です。でもそれが強さなんだなと思いました。勝てば官軍ですからね、プロは。
一方のベイスターズは中途半端なように見えました。先発ピッチャーも140球投げさせたかと思えば、すぐに代えたり。その根拠がわからない。
そこでお客さんにまで「なぜなんだ?」という気持ちが芽生える。
先ほど「セオリーがない」というお話をしましたが、勝つ確率が高いものがセオリーとして定着するわけで、セオリーじゃないものは奇襲になる。
そして奇襲は外れたらとんでもないことになる、そこが表裏一体なんです。今年のラミレス監督は「裏」が目立ってしまった。
勝負事だから、勝ったり負けたりします。ずっと勝ち続けられるわけはない。ただ今年のベイスターズに限って言えば、負け方が悪すぎる。そこに尽きます。
「いや~今日はしょうがねえな」ってお客さんが帰れる試合が何試合あったか。2-0、3-0で勝っていて、8回もマウンドに上がったけどピンチを背負った先発に、ベンチはなにを言うか。
「同点までいい、抑えてこい」と言えるのか。そういう野球は正直あまりできなかったように思います。そして今年こうして5割を切ってる現実がある。
でも優勝が無理だからしゃーない
野村 セオリーがないところ。そしてそれがバチッとハマる時がある。今までも「これなんやろな」って思う瞬間が何度もありました。どう考えても同点にしないといけないから送らないとという時に、打たせて逆転してそのまま勝つ試合もたくさんあった。乙坂を代打に出してホームラン打ったりね。打順の考え方もそう。
野村 でも外側の人間にはわからない、現場にしかわからないことっていっぱいあるんです。僕もコーチをやってた時に何度「そんなことはわかってんだよ」と思ったことか。外側から見て「おかしい」と思うことも、そうせざるを得ない何かがあるんですよ。ピッチングコーチの意見はどこまで採用してもらえているのか、分かりません。
――2018年のシーズン終了後に、ラミレス監督自身が「コーチとのコミュニケーション不足」というのを反省してらっしゃいましたが、実際には改善しきれていなかったのでしょうか。
野村 どうでしょうか。ただあくまでも僕がコーチなら「やってられない」と思う采配は多かったように感じます。自分がもし現役選手だったら「バカにしてるのか」と怒ってるかもしれない。僕や佐々木さんや盛田(幸妃)とか。今そうなってはいないのは、コーチが采配の意図を説明して、選手に納得させているからでしょう。
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Source: なんJ PRIDE
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