原巨人、徹底ミーティングで雪辱！当日のみだった昨季を猛省

　「昨年はミーティングの部分で少し、悔いを残したところがあった。そこは今回は（元木）ヘッドは相当、教訓としてやると」

　昨季は５年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、日本シリーズでは鷹を相手に４連敗。２０１２年以来、７年ぶり２３度目の日本一には届かず、力の差を痛感した。

　大きく明暗を分けた理由の一つが、抜かりない“打ち合わせ”の差だった。６月のセ・パ交流戦での対戦時から配球の意識づけを行っていたという捕手・甲斐ら相手バッテリーに対し、巨人は試合当日のミーティングのみ…。原監督は「試合前日かなんかにやっているもんだと思っていたのよ。だから『えーっ、（当日になってミーティングが）初めて！？』って。ちょっとコーチ陣を叱った」と振り返る。

　結果として投手陣は代走で登場した周東に引っかき回されるなど揺さぶられ、打線は徹底した配球で攻められた。主砲の岡本は慣れないカーブ攻めにあい「こういう攻めは初めてです」とコーチに漏らした日もあった。