▼第8試合 無差別級 9分1R
〇イー・ロン(31=中国)
TKO
●チェ・ホンマン(38=韓国)
11月10日、中国・マカオのヴェネチアン・カジノリゾートで全く新しいルールで初開催された新格闘技イベント『MASFIGHT』。
招待されたのはアジアのVIPのみというセレブのための格闘技イベントだ。
ルールは9分1Rのみ。スタンディングの技はパンチとキックに加えて投げ、チョーク、ヒジ打ちもOK。勝敗が決まるのはKOか
TKOのみ(9分中にダウン3回でTKO勝ち)。ジャッジは存在せず、KOかTKOでない場合は、ドローとなる。
その旗揚げ戦メインイベントでは、身長218cm、150kgのチェ・ホンマンと175cm、76kgの中国拳法の英雄“中国武僧”イー・ロンが
対戦した。
ホンマンは旧K-1で活躍し、セーム・シュルトやマイティ・モーら当時の世界の一流キックボクサーたちに勝利するなど華々しく活躍。
2006年からは総合格闘技にも参戦している。
対するロンは少林寺の僧侶で、少林拳や太極拳など様々な武術を身に着けて2009年7月にキックボクシングでプロデビュー。
そのデビュー戦でも98kgの巨漢選手に勝っている。中国では圧倒的な人気を誇り、中国の大規模格闘技イベント『武林風』などで活躍。
74戦中60勝以上という戦績を持つ。
開始早々ロンを捕まえようと前に出るチェ・ホンマンだが、ロンを捕まえられず。ロンはローキックを放つ。ホンマンがローを受けて
頭が下がった瞬間を見逃さず、ロンは飛びパンチを放ち、チェ・ホンマンの顔面に当てていく。開始後5分、ロンが放った後ろ蹴りが
ホンマンの脇腹を直撃。ホンマンは試合続行できず、レフェリーが試合をストップ。ロンのTKO勝ちとなった。
この9分1Rで勝利はKOかTKOのみという新しい試みは非常にエンターテインメントであったと海外メディアも高評価。
MASFIGHTの主催者であるトニー・チェン氏に今後の予定を聞くと、「この様な大きな大会は年4回程度開催予定。次回は2019年4月の
香港で、7月にはバンコクでの開催を予定している」と話した。
また、この大会でレフェリーを行った和田良覚氏はメディアからのインタビューで、「ヒジあり、投げあり、絞め・関節技あり。
ジャッジを置かない、しかも無差別で9分1Rという、過酷で過激な究極のスタンディングバウトでした。しかも開催地が、
事実上世界一の歓楽街マカオシティで一番大きなカジノリゾートのヴェネチアン。超ド派手な演出と、超エキサイティングなルール。
他に類を見ない、究極のリアルエンターティメントでした。とにかく凄いの一言です」と答えた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181114-00000002-gbr-fight
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Source: 筋肉速報
少林寺の武僧が圧倒的体格差をものともせず後ろ回し蹴りでチェ・ホンマンをKO