山崎康晃が国内ＦＡ権取得　メジャー挑戦への思いも

　ＤｅＮＡの山崎康晃投手が１６日、出場登録日数が７年に達し、国内フリーエージェント（ＦＡ）権の取得条件を満たした。この日の公示が発表されたが、登録抹消にはならずに、出場選手登録された。また、大和内野手も海外ＦＡ権取得の条件を満たした。

　山崎は帝京高、亜大を経て１４年のドラフト１位でＤｅＮＡ入り。１年目の１５年からいきなり抑えに抜てきされると、３７セーブを挙げて新人王に輝いた。その後もＤｅＮＡの守護神としてチームを支え、１８、１９年には２年連続で最多セーブ。だが、昨季途中から不振のため配置転換となり、抑えの座を三嶋に譲った。

　今季は、プロ７年目にして初めてキャンプを２軍でスタートさせたが、開幕直前に１軍入り。主に８回を担うセットアッパーとしてここまでチーム最多５１試合に登板。３勝１敗２７ホールドで防御率２・５５の成績を残している。東京五輪でも侍ジャパンに選出され、若手救援陣をまとめるリーダー役としてブルペンを支え、金メダル獲得に大きく貢献した。

　今回取得したのは国内ＦＡ権。山崎はかねてメジャー挑戦への思いを明らかにしてきた。１９年シーズン後の契約更改で「挑戦したい気持ちを素直に伝えました」と明かすと、２０年１２月にも「やっぱり強くあります」と強い思いを包み隠さず話した。