Shortcodes Ultimate

carousel
画像が見つかりません。

岡田彰布の「はっきり言うて」は本当に“はっきり言うてる”のか? 全62発言ガチ検証…

bandicam 2023-11-08 21-23-17-672

引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1699425189/

1: それでも動く名無し 2023/11/08(水) 15:33:09.01 ID:8kWovDHnM
 今年、阪神を18年ぶりの優勝に導いた岡田彰布監督の口癖の1つに「はっきり言うて」がある。デイリースポーツonlineを参照すると、日本シリーズ第2戦までの間、岡田監督は62回にわたって「はっきり言うて」と口にした。一体、誰に対して、はっきり言うたのか。ランキング化して見える「はっきり言うて」の効用とは――。

 “はっきり言って”を辞書で引くと、「感想や評価などを遠慮せずに述べることを示す表現」とある。

 岡田監督は坂田利夫とCM『う“どん”お“でん”だし』に出演していたため、一部のファンから“どんでん”と呼ばれるようになった。その独特の言葉遣いは「どん語」と言われるほど難解を極める時もある。今回、口癖の「はっきり言うて」を分析すると「何に対してはっきり言うてるのか」「使用方法は正しいのか」の判断に手間取る場合もあった。

 まず、そのような例をいくつか見てみよう(引用元はデイリースポーツonline/日付は発言日。以下同)。

分類に迷った「はっきり言うて」の例

 例1:2022年11月9日 秋季キャンプ
 若い選手と(キャンプを過ごすの)は、ほんまに久しぶりやからな。はっきり言うて。

 例2:2023年3月18日 オープン戦中止後
 去年のことなんか全然知らんよ、はっきり言うて。誰が打ってたか、誰が抑えられてた、相性悪かったとか、そんなん見てへん。そんなん見てたら選手使われへんやんか

 例3:2023年4月16日 湯浅の登録抹消
 -湯浅は最短で? 
 「だから抹消にしたのは、10日やからなあ、10日間、様子を見るということや」  
 -1軍に帯同よりは2軍で?   
 「別に帯同って、抹消したら帯同してても一緒やん。はっきり言うて。先発ピッチャーちゃうんやから」

 例1は「久しぶり」についてはっきり言うてるが、通常「久しぶり」に対して“遠慮せずに述べる”必要はないだろう。誤用とは断定できないが、はっきり言うほどのことでもない。例2は監督自身が全然知らないことについて、はっきり言っている。その対象者はおそらく“去年のこと(=チーム)”と考えられるが、“全然知らん”自分自身にはっきり言うてるのかもしれない。

 例3は「抹消」と「帯同」が同じだとはっきり言うてるが、報道陣への怒りもあったように思える。報道陣は「なぜ湯浅を二軍落ちさせるのか」を聞きたかったのだろう。しかし、岡田監督は「一軍に帯同したまま調整させるのか」という意味に取ったようだ。その誤解が怒りの「はっきり言うて」を生んだと考えられる。

2: それでも動く名無し 2023/11/08(水) 15:34:03.26 ID:jl5QjP1i0
「はっきり言うてランキング」発表!

 以上のように「誤用の疑念がある」「はっきり言うほどのことでもない」「はっきり言うてる対象者がやや不明瞭」というケースは複数あった。しかし、それらも含め、文脈から「誰の話題ではっきり言うたか」を判断し、「はっきり言うてランキング(=はっきり言われたランキング)」を作成した【参考:上述の例1は若い選手、例2は去年のこと(=去年のチーム)、例3は湯浅と判定】。

【はっきり言うて(=はっきり言われた)ランキング】

1位タイ/7回 佐藤輝明
1位タイ/7回 打撃陣
3位タイ/6回 森下翔太
3位タイ/6回 チーム
5位/5回 湯浅京己
6位タイ/3回 B・ケラー
6位タイ/3回 ノイジー
8位タイ/2回 守備陣、ビーズリー、ミエセス、投手陣、島本浩也、試合展開、岡田彰布
15位タイ/1回 二遊間、大山悠輔、若い選手、井上広大、前川右京、若手(この2、3年の選手)、K・ケラー、二保旭、小林慶祐、馬場皐輔、去年のチーム、村上頌樹、木浪聖也、青柳晃洋、一塁塁審、パ・リーグ、今岡真訪打撃コーチ、小野寺暖、先発投手陣、門別啓人、山本由伸(オリックス)

>>1:個人名を出していない場合、文脈から判断。
>>2:「チーム」「打撃陣(打線)」「投手陣」「守備陣」「パ・リーグ」など全体にまたがる言葉は、その単位を1つとして数えた。
>>3:複数にはっきり言うてるケースがあるため、「はっきり言うての数」と「対象者の数」は一致しない。例えば、2022年12月27日の「新外国人に関してはな、あんまり大きなことは言われへんわ。はっきり言うて」はビーズリー、B・ケラー、ノイジー、ミエセスの4人をカウント。他にも同じような例はある。一方、秋季キャンプ中の2022年11月9日「二遊間、うまなってるでゲッツーでも。はっきり言うて」はおよそ8選手が二遊間を練習しており、全てを指したのかは不明のため「二遊間」で1つとした。
>>4:「はっきり言うて」ではなく「はっきり言って」「ハッキリ言って」と書かれている場合は除く。

3: それでも動く名無し 2023/11/08(水) 15:35:34.30 ID:jl5QjP1i0
やはり厳しい佐藤輝明への言葉

 全62回の「はっきり言うて」を分析すると、岡田監督は不安と期待の交錯する選手にはっきり言うてる傾向が見受けられる。その代表が1位タイ(7回)の佐藤輝である。2020年秋のドラフト1位で、ルーキーの年に前半戦だけで20本塁打を放った逸材には厳しかった。

 佐藤輝を褒めた「はっきり言うて」は5月12日のDeNA戦後のみ。

 他の6回は叱咤と共に使っていた。秋季キャンプでは「オフが大事やな。はっきり言うて」と鍛錬を促し、春季キャンプの最終日には「練習ではまだちょっとチャランポランに打っとるけどな、はっきり言うて(笑)」と真剣な姿勢を望んだ。3試合連続ノーヒットでスタメン落ちし、代打で凡退した6月13日のオリックス戦後には「ゲームの中で、お前、なあ、よくなるいうのは全然、今の見とったらないもんなあ、はっきり言うて」と断じた。前半戦最後の試合で先制3ランを放っても厳しかった。
佐藤輝明を「褒めない」真意

 -佐藤には後半は打って引っ張ってほしい。
「いやいや、そらお前、そら打てるかどうか、打ってて、今そんな期待できひんよ、今のバッティングの調子で。絶対良くなるていう保証をオレはよう言わんよ、はっきり言うて」 

 8月15日の広島戦でエラーをすると、「普通のプレーやってたらなあ、2点3点防げてるよ、はっきり言うて」と酷評された。8月23日の中日戦で14号ソロを放っても、褒めはしなかった。 

 -ノイジーも上がってきそうか。
「どうやろう。分からん。分からんとみてる。5番6番は。まあ、あの辺は打ったら、そらあ大量点になるよ。はっきり言うて」(※この日は5番・ノイジー、6番・佐藤輝) 

 岡田監督は6月下旬に佐藤輝を二軍に落とした。ファンから非難の声も上がったが、優勝手記で理由を明かした。

〈あれは打つ打たんが理由じゃない。先発を外した6月25日のDeNAの試合中、ロッカーで座っとったんよ。これはアカンと思うて、26日に抹消した。
 今では練習姿勢とか少しずつやけど変わってきたかな。8月29日のDeNA戦で、佐藤輝が同点の八回に二塁打を打った後に代走を出した。その後の姿を見てたんやけど、ベンチの前の方に行って応援してたな。〉(デイリースポーツonline /2023年9月15日配信 ※実際は6月25日に抹消されており、試合中にロッカーで座っていたのは24日と思われる)

4: それでも動く名無し 2023/11/08(水) 15:36:36.19 ID:jl5QjP1i0
ドラフト1位・森下への“使い分け”

「はっきり言うて使用ランキング」の個人2位は、森下翔太だった。期待のドラフト1位ルーキーへの「はっきり言うて」を並べると、時期や質問内容によって使用方法を変えて成長の手助けをしているように思える。潜在能力はあるものの、佐藤輝と違って実績がないため、称賛と叱咤を使い分けているのだ。

 まず、春季キャンプの2月19日には「打つもんは使わなしょうがないやろ、はっきり言うて」と言葉は荒っぽいものの褒めている。4月8日のヤクルト戦後には、左腕のピーターズだったら右打者の森下がスタメン予定だったと認め、報道陣に「結果的には休養という位置付け」と聞かれると、「まあ休養というほど、そんな力ないと思うけどね、はっきり言うて、おーん」と過大評価を牽制した。

「主力に成長」→厳しくなる

 8月8日の巨人戦、8回に貴重な4号2ランを放つと「いやあ、もう1点差なってね。やっぱ大きかったですよ、はっきり言うて」と称賛した。この試合後も森下は殊勲打を連発し、3番・ライトを定位置とした。

 しかし、優勝決定後の終盤に21打席連続ノーヒットなど不振に陥る。9月29日のDeNA戦後には「きょうのバッティングもあれやもんなあ。ストライクは1球も振らず、振ったらみんなボール。そんなんもうお前、お客さんに見せられへんよ。はっきりゆうて。あんな姿」と突き放した。

 翌日の広島戦、代打で起用された森下はレフト前ヒットを放つ。試合後、岡田監督は「きっかけと言うにはまだ早いか」と聞かれ、「そら分からんわ、そら。そらお前、(CSクライマックスS初戦の)18日にちゃんと打ったらええんやから、はっきり言うて」と目先に捉われ過ぎて自分を見失わない大切さを説いた。

 他の言葉からも、森下を主力と認めるにつれて厳しくなる様子が窺える。2月の練習試合で活躍すると「俺が入った時よりも数段上やな」と褒めていたが、9月8日に阪神の新人右打者では岡田彰布以来の2ケタ本塁打を記録すると「ああそうですか。いやいや、まだ8本差あるでしょ」と笑いを交えながらも冷静に語った。


続きを読む
Source: なんJ PRIDE
岡田彰布の「はっきり言うて」は本当に“はっきり言うてる”のか? 全62発言ガチ検証…