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張本勲サンモニ降板で“普通のスポーツコーナー”に…「喝」なきTBSに打開策はあるか?

プロフェッショナル 勝者のための鉄則55
張本勲
日之出出版
2013-10-07


1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2022/01/13(木) 10:14:36.34 ID:CAP_USER9

日刊ゲンダイ (松崎菊也 1/13(木) 9:06
松崎菊也【スポーツ難癖口上】#272

 日曜の朝TBS系サンデーモーニング「週刊御意見番」の喝あっぱれ係が上原浩治に代わったら、普通のスポーツコーナーになっちまった。彼は「なるべく喝を出したくない」と言ったそうだ。そりゃそうだろう。

 そもそも……「喝」とは禅問答。千日どうたら行を乗り越えて生き仏になった高僧に若い僧がお経の解釈を挑みかかり、コテンパンにやり返され、修行が足らん! と打ちのめされる際に生き仏様から発せられるのが「喝」なのだ(知らんかったろ? オレも知らんかった)。

「喝」を入れるにゃ、その世界で彼と我の間に圧倒的な差がなければ成り立たんのだ。たかが運動娯楽の話題に「喝」を入れるとはたいそうなことだが、いつもニコニコ泰然自若、日だまりの縁側で鼻風船を膨らましてる風貌の大沢啓二親分が、これは誰が見ても修行が足りん、という筋肉どもの失態に「喝」を入れたから愛嬌があったのだ。

 大沢亡き後、生臭坊主の張本勲が「喝!」を乱発しはじめた時点で軌道修正すればよかったものを、「ジジイのための趣味の茶話会」を懐かしむ良識的なリベラルジジイどもが張本の偏狭と古くささをうさんくさいと反発する。ジジイ同士が互いの尻尾を追い掛け回すさまを、ネット配信する活字メディアが面白がって火に油を注いだ。TBSはそれをゼニ儲けの手段としてずっと放置し続けたのだ。

「悟りを開いた大沢啓二に生臭坊主の張本勲が問答を挑むコーナー」というコンセプトにすればこんな泥仕合は避けられたのに、張本専横コーナーは火事場で焼け太った。

■TBSは安全低空飛行を選んだ

 重い腰を上げたTBSの魂胆を想像する。最初は落合博満に打診しただろう。落合は一見悟りを開いたようなツラぁしてるが、張本がやらかした火中の栗を拾うなんぞまっぴらで「喝」というより「オレ知らない」という態度に出るだろう。かといって中畑清では「縁側の茶飲み話で若いもんをあしらいつつ誰からも愛されるジイサマ」というにはチト脳みそが単純過ぎる。リベラルを任じ世の中を論じる番組で「でへ!」と頭をかかれちゃ浮いてしまう。

 少し斜めから眺めて、ときおり独自の意見を言う上原浩治あたりで縁側のお茶を濁したのだ。上原はまだ若くて打算もあり、現世に色気もある。簡単に「喝!」とは言えんだろう。安全低空飛行を選んだTBSに打開策はないのか? ある。

 張本勲の再登板! こうして自分の尻尾を噛みちぎり、次が生えるまで追いかけるのだよTBS。(=敬称略)

(松崎菊也/戯作者)
https://news.yahoo.co.jp/articles/483571564dbafba5a735413bc06e8fd559c3bc1f
いなきゃいないで寂しい?(張本勲氏)/(C)日刊ゲンダイ
https://i.imgur.com/PUmq4ML.jpg


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Source: 筋肉速報
張本勲サンモニ降板で“普通のスポーツコーナー”に…「喝」なきTBSに打開策はあるか?