引用元: https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1659841010/
ただ、そうした表向きの盛り上がりと並行して、キナ臭い話題も盛り上がっていました。それは一部で報道されている、とある音声の件です。第1戦を前にして配信されていた日本野球機構(NPB)公式動画チャンネルでの練習風景のライブ映像に、出場選手同士の会話と思しきキナ臭い音声が乗ってしまっていたというあの件。会話の内容は、山川さんが福岡ソフトバンクホークスへ移籍するという噂話のようで、映像に乗っていた音声は聞き取りづらい部分もあるものの、僕には以下のような会話に聞こえました。
A:「アグー、ソフトバンク行くらしいよ」
B:「えっ?」
A:「アグー、ソフトバンク行くらしいよ」
B:「誰? アグー? アグー?」
B:「えっ、来年じゃないの?」
A:「来年じゃないよ」
アグーとは、沖縄県出身で大柄な体格をしていることからついた山川さんのニックネームです(※蔑称ではありません)。聞き取りづらい音声でしたので、まったく異なる文脈の会話である可能性も残りますが(※携帯のキャリアを変えるという噂話とか/キューバから大物外国人アグーが来日するという噂話とか)、会話が行なわれた状況を考えれば、山川さん移籍についての噂話であることは間違いないでしょう。少なくとも「そう思わせる」に十分なほど話の辻褄は合っています。
A人(エーと/仮名)さんの「これは内緒の話なんだけどな……」というテンションの声色であったり、ホークスへの移籍話をわざわざB太(ビーた/仮名)さんに伝えるという人選であったりは、別角度からの映像で見えた「ちょうど配信カメラのそばにいた」選手の顔ぶれからして、信憑性を高めることはあっても低くすることはありませんでした。僕も「架空の冗談」ではなく「真剣な噂話」と受け止めました。
ただ、この噂話に動じることはありませんでした。
何故かというと山川さんが国内FA権を取得するのは、早くても来年だとわかっていたからです。
山川さんは大卒選手として2013年のドラフトでライオンズ入りをしました。2014年、2015年は1軍出場はごくわずかで、2016年に49試合出場、2017年の後半からレギュラーに定着して78試合出場。以降はチームの主力として活躍をつづけています。2017年までの登録日数は合算しても「1シーズン+α」であり、2018年以降に毎年「1シーズン」ぶんを積み増しても、2022年シーズン終わりで「6シーズン+α」までしか到達しません。A人さんが「来年じゃないよ」と言っていたのであればそれは間違いであり、B太さんが思っていたように来年の権利取得となる見込みなのです。
ふぅー、ビックリしましたよね。まぁ、B太さんが急に話を振られても山川さんがいつFAになるのかを把握していた点や、そもそもA人さんがどこからそんな噂話を仕入れてきたのかを考えると、「あれ? 来年ソフトバンク行きはすでに公然の秘密なのかな?」とか「あれ? 誰か移籍先の情報収集がてらに外部と密通している選手でもいるのかな?」とか考えて憂鬱な気分にはなりますが、とにかく「今オフに山川さんがソフトバンクに行く」ことはありません。
世間ではこの噂話を真実と受け止めている方もいたことでしょうが、どうぞご安心ください。山ちゃんはまだやめへんのです。山川さんは今シーズン・来シーズンとライオンズ一筋で奮闘し、ライオンズを2度の日本一に導いてくれることでしょう。たぶん、そのほうが市場価値も高騰するし、「やり残したことはない」感も出るでしょうからね……。どすこーい……。(※何かが遠くに行ったときの掛け声)
今回、相当数の人が「山川さんは今オフにソフトバンクに行くんだ」と思ってしまったようです。仕方ないことです。このFA権取得にまつわる情報は、あまりにわかりづらく、調べづらい。日本野球機構が発表しているのは出場選手登録の公示だけで、誰が現時点で何日出場選手登録されていて、いつFA権を得る見込みなのかは、公示をもとに手計算で求めるしかありません。
しかも、その手計算にしてもブラックボックスの部分があります。グラウンド上で負った怪我によって登録抹消となった期間について救済する「故障者特例措置」という仕組みがありますが、これが適用されているのかいないのか、一般のファンには確かめるすべがないのです。その一例として、埼玉西武ライオンズ・森友哉さんのFA権取得の時期については、いまだにファンの間でも「今年説」と「来年説」が飛び交っています。
森友哉さんの場合、カギとなるのは2017年3月5日のワールド・ベースボール・クラシック強化試合、埼玉西武VSキューバ戦で負った骨折による離脱に、「故障者特例措置」が適用されるのかどうかという点。規定の主旨からすれば適用されてしかるべきではありますが、WBC強化試合にもこの規定が適用されるのかどうかは不明瞭で、適用されたかどうかの公示もないという状態。適用されていれば森さんは今季中のFA権取得が可能であり、適用されていなければ来季以降ということになりますが、それがいまだ定かでないのです。(※一部「故障者特例を適用済み」とした記事もあり)
そのあたりの厳密な日数を明確にしてもらえれば、「この選手もう少しでFA権取得ですね」「今すぐ2軍に落としましょう」「1年勾留延長!」なんて計算もしやすくなりますし、ファンとしても別れの心構えがしやすくなるというもの(※お見送りするパターンしか考えていないライオンズ脳)。日本野球機構には今回の「音声」の件について、「ライブ配信のカメラの音声は切っておこう」という反省ではなく、「誰がいつFA権を取得するのかファンのためにちゃんと知らせよう」という反省をしてもらいたいなと思います。わかりやすくて確かな表示がされていれば、今回の噂話も「所詮は噂話」と一笑に付され、ざわつくようなこともなかったでしょうから。
まぁ、今回の場合は、山川さん本人が第2戦の試合中に「俺、ソフトバンク行くの!?」「早くても来年だよ」「FA権取得まであと●日」的な告知フリップを出してもよかったかもしれませんが、全員がそうやって発信できるわけではありませんからね。選手本人も、ファンも、噂話をする人も、みんなにとってわかりやすいカウントダウン、お願いしたいものですよね。そんなカウントダウンがあれば、ライオンズに入団した選手もナイフで「正」の字を彫らなくて済みますからね。
以上、お見送り球団埼玉西武ライオンズファンからのお願いでした!
この選手が出て行くか出て行かないか緻密な議論いっつもしているライオンズファン好き~
でもどんな議論しても結局出て行くからあんまり議論の意味ないの好き~
https://news.yahoo.co.jp/articles/d17b42242be161e84fa243f1a07a471f4496daa3
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Source: なんJ PRIDE
文春、アグーソフトバンク行くらしいよについて検証