松田宣浩（39）、現役続行の理由を語る「４０歳までやりたい。あと１年なんで」

　何度も「熱男！！」を響かせたペイペイドームでの退団会見。ファンへの思いを聞かれた松田の目が潤んだ。「17年という長い間、いいときも悪いときも応援してもらった。成長してこられたのもファンがいてくれたからと思っている」。熱い声援が脳裏をよぎった。

　17年目の今季は出場機会を減らし、43試合の出場で本塁打はなく打率2割4厘。7日に球団から来季の戦力構想に入っていないことを告げられた。現役続行か、引退か。翌8日に出場選手登録を抹消された後、ファームで汗を流しながら2週間ほど熟考。21日に退団の意思を伝えたという。

　「若い選手と一生懸命練習をして気付いたことは、野球がまだまだ大好きだということ」。現役続行を決断した理由を「ホークスで（現役を）終えるというのが理想だったけど、40歳までプレーしたいという気持ちが強かった。あと1年なので」と説明した。