6/6(日) 20:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8c548e31fef77af1524f00ede13eef737306dd
DDT、ノア、東京女子プロレス、ガンバレプロレスの4団体合同興行
「サイバーファイトフェスティバル」(6日、さいたまスーパーアリーナ)で、
GHCヘビー級王者の武藤敬司(58)が丸藤正道(41)に敗れ、王座から陥落した。
序盤から徹底して丸藤のヒザを攻め立てた。さらにシャイニングウィザード3連発から
エメラルドフロウジョンを発射すると、武藤は大バクチに出る。何とコーナーポストを駆け上がったのだ。
2018年3月に両ヒザ人工関節置換手術を受ける際の条件は、
ムーンサルトプレスを完全封印することだった。
その封印を解き、鮮やかに宙を舞った武藤の肉体は丸藤にクリーンヒット。完璧な一撃が決まった。
ところが禁断の月面水爆を放った武藤は、両ヒザを強打したダメージでカバーが遅れてしまう。
丸藤にカウント2でキックアウトされると、一気に失速。
最後は打撃のラッシュから虎王・零に沈められ、痛恨の逆転負けを喫した。
伝家の宝刀が諸刃の剣であることは百も承知だったはず。
にもかかわらず武藤が解禁を決意したのはなぜだったのか。
本人はノーコメントで会場を後にしたが、
武藤の「伝言」を預かったという関係者によれば、その理由は主に3つあった。
「1つ目として武藤さんは
『ノアとは2年契約を結んでいるから、ケガをして欠場しても安心だと思った』と言ってました。
それに加えて『エメラルドフロウジョンを返されて、
丸藤に勝つにはこれしかない』と決断したそうです」(関係者)
そして最後の理由が、この日の興行が4団体の合同興行であり、
GHC戦がトリプルメインイベントの一つだったことだ。
同関係者によれば武藤は
「合同興行である以上、必ず試合内容を比べられる。俺は『やっぱりノアの試合が一番だった』と
思ってもらえる試合をしたかった」と語っていたという。
王者として、ノアの所属選手としての責任感が、
多大なリスクが潜むムーンサルトプレス解禁に踏み切らせた。
実際にムーンサルトプレスが決まった瞬間は、会場中から禁じられているはずの大歓声が湧き上がった。
この日一番のインパクトを残したのは間違いなく、
大トリで敗れた58歳のプロレスリングマスターだった。
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Source: 筋肉速報
武藤敬司(58)、2018年に両膝人工関節手術したのにラウンディングボディプレス敢行。会場は声出し禁止にもかかわらず大歓声