8/16(木) 12:14配信
プロレスラーの高山善廣さん(51)は2017年5月、試合中のアクシデントで頭部を強打し、
現在も肩から下を思うように動かせません。それでも「必ずリングに立つ」と、
懸命にリハビリテーションに励む日々を、妻の奈津子さん(50)が支えています。
昨年5月4日、高熱で自宅で寝込んでいると、夫のレスラー仲間から携帯電話が鳴りました。
嫌な予感がして電話をとると、電話口からは「試合でけがをして救急車で運ばれた。
(遠征先の)大阪まで来てほしい」と。慌てて新幹線に乗りました。
■頭からマットに落ち「頸髄完全損傷」、一命はとりとめたが…
《高山さんは1メートル96の巨体から豪快な技を繰り出し、そのファイトスタイルから「帝王」と呼ばれる。
様々な団体で王座に輝く一方、テレビのバラエティー番組やドラマでも活躍してきた》
夫は 眼窩底(がんかてい)骨折などの大けがや脳梗塞(こうそく)でリングを離れたこともありましたが、
そのたび復活してきました。しかし病院の集中治療室で気管挿管された姿に、「まさかこんなことに」と絶句しました。
試合中に相手選手に技をかけた際、誤って頭からマットに落ち、
その場で動けなくなったというのです。診断は「頸髄(けいずい)完全損傷」でした。
その日から3か月間、病院の近くにマンションを借り、集中治療室に通いました。
手術の結果、かろうじて一命はとりとめましたが、首から下は、肩が少し動く程度で、あとは全く動きません。
初めは声も出せず、50音表を見せ、「あ行? か行?」と1字ずつ尋ねる形で会話をしました。
思いのほか時間がかかり、お互いにイライラの連続でした。「子どもはどうしている」と
小学生の長男を気にかける夫。見舞いに来た自分の兄に「スティル アライブ(まだ生きている)」
と伝えようとして、40分も面会時間を使ってしまったこともありました。
■口でペンを挟み、絵を描くことも…
《現在は普通の食事をとれるようになり、40キロ痩せた体重も回復しつつある。口でペンを挟み、
絵を描くこともできるようになった。今後はパソコンやタブレット端末を操作することが目標だ》
リハビリ目的の入院は期間に制限があり、いつまでも同じ病院にはいられません。
すでに転院を繰り返していますが、これからもまた別の病院を探さなければいけません。
ですが、私も体の構造について勉強をし、リハビリを支え続けたいと思っています。
怖いと思われがちな夫ですが、入院後に多くの人から「高山さんは優しい人だ」
「お世話になったから」とお声がけいただき、驚くと同時に、心から感謝しています。
31日には皆さんにお力添えをいただき、夫を支援するプロレスイベントが、
東京・後楽園ホールで開かれます。本人もマッチメイクに携わり、やる気満々です。
ファンやレスラー仲間の皆さんの支援が、「絶対に戻ってやる」という夫の強い意志の源となっています。
高山善廣という男の強さを改めて感じさせられた私も、ともに強くありたいと思っています。
(聞き手・及川昭夫)
(後略、全文はソースで)
8/16(木) 12:14配信 読売新聞(ヨミドクター)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00010000-yomidr-soci
続きを読む
Source: 筋肉速報
肩から下を思うように動かせないが…「必ずリングに立つ」高山善廣さん(51)のリハビリ、妻・奈津子さんが支える