「東京五輪やめろ!」の大合唱に感じる危うさ、賛成派が世論に今訴えたいこと
小林信也 作家・スポーツライター
小林信也 作家・スポーツライター
政府のコロナ対策の不足や不手際に対するいら立ちが募っている。
コロナに対してほとんど何もできていない(と思える)政府が強硬にやりたがっている
東京五輪になんか賛成してたまるか、という憤りが根底にあるような気がする。
だとすれば、とんだ「言いがかり」ではないか。
東京五輪に罪はないのに、まるで東京五輪がコロナ禍の要因か、
今後感染を広げる元凶であるかのように反対ムードが広がっている。
4月30日に東京・立川にある病院が窓に『医療は限界 五輪やめて! もうカンベン オリンピックむり!』
と貼り出した。「最寄りの病院の叫び」としてツイッターでも
これが投稿されると20万件以上の「いいね!」がついたと話題になった。
しかし、立川のこの病院の疲弊の要因は東京五輪なのか?
東京五輪を開催したら、さらなる影響を受けてこの病院の医療体制は崩壊するのだろうか?
他の理由がないのか、冷静に考えるべきだ。
医療従事者の疲弊や不満の矛先が「東京五輪」に向くことが正当化されるのは、おかしい。
東京五輪を悪者にしても許される空気がいま日本にはある。そういう社会の空気、
世論形成のあり方はとても危険だと思う。
https://diamond.jp/articles/-/271027
2以降につづく
続きを読む
Source: 筋肉速報
識者「五輪やめろ! とスポーツを悪者にするな。お・も・い・や・りはどこへ?」