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高校受験を目指すゆたぼんに、格闘王・前田日明が闘魂アドバイス

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日本人はもっと幸せになっていいはずだ
前田日明
サイゾー
2021-06-09


1: 以下、名無しで筋肉速報がお送りします 2024/01/25(木) 19:43:50.46 ID:vHYOG9ls0● BE:784885787-PLT(16000)

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「中学校を卒業したらどうするか真剣に考えた。そのまま進学せずに働くことも考えたけど、
戦記物の影響で自衛隊に入りたいと思ったんだ。でなければ大型タンカーの船員。
ほら、大型タンカーの船員というのは、俺からすれば海軍の軍人ぽいイメージが強いんだよね。
それと、タンカ ーの船員になれば、自分の生まれた国や国籍を意識することなく、いろんな国に行って働けると 思った。
さっそく自衛隊の入隊パンフレットと、タンカーの船員になるための
高等専門学校の入学案内 書を取り寄せたんだけど、夢は一瞬にして消えてしまったよ。
だって自衛隊も高等専門学校も 案内書にはこう書かれていたんだ。
『入学資格 :日本国籍を有する者』とね」

正直、嘆いていても仕方がないと思った。とにかく高校に入学しないことには何も始まらない と思ったんだ。
でも、あの頃はまったく勉強してなかったからね。というより、学校に通う元気がなかったから
授業を受けてなかったんだよ。これはもう高校進学なんて無理だろうなと思って いたんだけど、
進学指導の先生がお前でも入れる高校があると教えてくれたんだ。
それが浪商と北陽高校だった。どっちを選ぼうか、さんざん迷ったけど、
北陽といえば野球も サッカーも強い。なんだか北陽が『ブランド校』に見えてきたんだよね。
私生活も勉強もドン底の俺だけど北陽高校に入学できたらなんとか再生できるんじゃないかと思ったんだ」

ブランド校でドン底の私生活と勉学を再生しよう。ようやく明るい希望がチラチラと見えだしたのはいいが、
不安も同時に芽生えていた。なにせ父親に半ば見捨てられたサバイバル生活を送っていた前田である。
勉強よりも明日の食を真剣に変えていた時期でもある。自慢ではないが、受験勉強なるものに一切、手をつけていなかった。
それでも、父親から渡された生活費を工面して受験用の参考書を購入してはいたが、
結局、その参考書にざっと目を通したのは試験当日の朝だった。
「進路指導の先生から試験は選択問題だって教えられていたからね。
問題がわからなくなったら エンピツでも転がして決めればいいやと思っていたんだ。
で、試験1時間目。英語。パッと問題,用紙を見たら、いきなり長文読解の問題。
しかも、『関係代名詞の that の正しい使用を選択しなさい』と書かれてある。
なんやそれ?という感じだったよ。だいたい、関係代名詞という言葉自体を理解していなかったしね。 ,.
もう、あかん。頼るはエンピツ転がしや、と観念したのだけど、最悪なことに選択の答えが8 つもあったんだ。
もちろん、エンピツは6面しかない。6択だったらエンピツ転がしの効力も発 揮できるけど、8択ではどうしようもないと思った。
その時、咄嗟に『中学浪人』という言葉が浮かんだよね。冗談じゃない。そんなカッコ悪いのは耐えられないとも思ったよ。
じゃ、どうする。そうなると、とるべき行動はひとつだと覚悟した。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202401250000485.html


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Source: 筋肉速報
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