比嘉は2018年4月の防衛戦から、約2年ぶりのリングに立つ。
KO率100パーセントボクサー
比嘉は軽量級では異例のKO率100パーセントで世界タイトルを獲得したボクサーだ。
沖縄出身で、アマチュア経験を得て2014年にプロデビュー。
KO勝ちを積み重ね、プロ13戦目で世界王者となった。
そこから2度の防衛をKOで果たし、沖縄の先輩にあたる元世界王者の浜田剛史氏が持つ15連続KO勝ちの日本タイ記録を樹立した。
しかし、3度目の防衛戦の前日計量で契約体重をオーバーしてしまいタイトル剥奪。
試合は行われたが、減量失敗の影響から力が発揮できず9RKO負けとなった。
その後、計量オーバーにより日本ボクシングコミッションから、ライセンスの無期限停止処分を受けた。
だが、昨年10月に解除され、2月に復帰戦が決まった。
その試合に向けて、比嘉の所属する白井・具志堅ジムで会見と公開練習が行われた。
会見では「約2年ぶりの試合が決まったので、待たせたファンのためだけに頑張ります。いつもどおり練習して試合に臨みたい」と抱負を語った。
リングへの復帰
比嘉はリング復帰まで2年の歳月を費やした。
当時の状況を「普通の生活をしようかなと思った。自分が望んで休んでいたので、辛かった時期はなかった」と語った。
トレーニングもする気が起きなかったようで、
「一回チャンピオンにもなれたし、もういいかな」と一時は引退も考えていたようだ。
ボクシングから離れて生活をしていたが、少しずつリング復帰への気持ちが高まっていった。
復帰を決意したのは「自分はモチベーションもやる気もありませんでしたが、両親や後援会がサポートしてくれて頑張ろうかなと思いました。支えてくれた人の存在が大きかった」と話している。
また「ボクシングをやめるつもりでいました。父親に相談してバイトするといったら、月使ってる額と収入が合わなくて、このままじゃ破産するって言われて。じゃあ、ボクシングやる」と話していた。経済面での苦労もあったようだ。
戦う理由を見つけ、リングに戻る決意をした。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimurayu/20200112-00158425/
1/12(日) 7:00
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Source: 筋肉速報
KO率100%ボクサー比嘉大吾「普通の生活をしようと思ってた」復帰を決めた意外な理由