そう語るのは、元バレーボール日本代表の栗原恵さん。2001年に全日本女子に初選出されると、以降、ワールドカップやオリンピックなどの世界大会で数々の活躍を見せました。
そんな超一流プレイヤーの栗原さんですが、現役時代を振り返るとプレー以外での悩みがあったと言います。それは「周囲の視線」です。
「女性アスリートにとって盗撮の問題などもあり、余計な心配をせずに思いっきりプレーしたい」
「下着や身体のラインを見えにくく」栗原恵が太鼓判
アスリートの盗撮は、SNSなどのツールの発達に伴って、競技⼤会での盗撮だけでなく、通常の競技写真に卑猥な⾔葉を加えて投稿・拡散するなどの悪⽤が多様化しています。
スポーツ関連団体も真剣に対策に乗り出していて、日本オリンピック委員会(JOC)は「盗撮等が疑われる行為を見かけましたら大会主催者にお知らせください」「アスリートを傷つける性的目的のSNS投稿やWEB掲載を見かけましたらご連絡ください」と一般の人から通報ができるように報告フォームを準備しています。
(中略)
「下着や生理用品が見えていないかな」と雑念が入って集中力が…
選手としてプレーしていたときは、パンツの形やトップスの袖丈もどんどん短くタンクトップになるなど、ウェアの規定が色々と変更になったタイミングで、パンツの下にインナーを履いていたものの、前屈みになるとどうしてもインナーのラインが出てしまうため、なるべくラインが出ないものを探し回っていたとのこと。
バレーボールはどこにボールが飛んでくるか分からないスポーツのため、ボールに瞬間的に反応すると無意識に股を大きく開いてしまうこともあり、「下着や生理用品が見えていないかな」と雑念が入って集中力が切れてしまう女子選手も多いと言います。
「盗撮の問題などもあり、私自身も身体や下着のラインが見えてしまうことを不安に感じることがありました。自分の現役時代にこの商品があったら安心だったなと思います」
栗原さんは、「もしかすると肌の露出面積が多いことがネックでバレーボールを始められなかった人もいるかもしれない」と考えていて、「皆さんにはこういうアイテムを活用して、バレーボールを楽しんで欲しいです」とも呼びかけています。
こうしたアイテムは有効ではあるものの、盗撮問題はスポーツ界だけでなく、アイドルのライブ会場などエンタメ業界でも問題となっています。卑劣な行為を絶対に許さない社会を作ることが大切です。
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Source: 筋肉速報
元女子バレーボール代表の栗原恵さん「下着や生理用ナプキンが見えてないか不安だった」