空手女子形の東京五輪銀メダリスト・清水希容(ミキハウス=30)が19日、尼崎市記念公園ベイコム総合体育館で引退演武を披露。演武後に記者会見して心境を話した。
清水 競技は一線を引いてこれで終わりなんですけど、これからは空手家としてより鍛錬して精進して頑張っていきたいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。
―現役最後の気持ちは?
清水 正直、すごく緊張しました(笑)。試合みたいな感じで(電光掲示板に「清水希容 三起商行」と)名前も表示していただいて。私の中では「引退」という気持ちで演武しようという思いだったんですけど、思いのほか試合感が強くなって。そういう感じの演武をしていました。
―引退はいつごろ意識し始めたのか?
清水 競技を退くと決めた一つのきっかけは、やはりケガが大きくて。東京オリンピックの前からずっと両方の膝のケガで悩んでいて、それでもずっと続けていた。昨年の頭ごろからはもう日常生活するのも苦しく、歩くのもしんどいくらいに膝の状態が悪化してしまって。去年のアジア大会で一度休んでまた復帰しようという気持ちでいたんですけれども…。今年の4月頃にこれからは競技者ではなく空手家としてしっかり稽古に打ち込もうと気持ちが変わったので会社(ミキハウス)に報告に行ったという感じです。
―現役で一番の思い出は?
清水 一つと言えばオリンピックになるかなと思います。きょうもオリンピックくらいの気持ちで形を打ちたいと思っていたんですけど、それにはちょっと届かないようになっていました。オリンピックは世界のいろんな大会を経験した中でも比べものにならない凄い舞台だったなと思っています。
―今後の展望を教えてください。
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2024/05/19/kiji/20240519s00105000358000c.html
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Source: 筋肉速報
“空手界の綾瀬はるか”清水希容が引退会見「生涯かけて納得できる演武を追求」